充実した社内制度とお互いを尊重し合う風土が、育児と仕事の両立を支える


ENVIRONMENT INTERVIEW

エンジニア

高柳 怜士

大手Slerに約十年間在籍し、スマートフォンアプリや人型ロボット、AWSを活用したシステム開発などを担当。AWSやIDaaS関連の執筆活動も行う。現在は、生成AIを取り入れたプロジェクトや企業の自走化支援サービスの開発に携わる。2019年に子どもが誕生し、一児の父。

エンジニアとして自社事業にチャレンジしたい

新卒入社したSIerでは約十年間、人型ロボットやデータ分析ツール、スマートフォンアプリの開発など、さまざまなプロジェクトに携わっていました。転職のきっかけは、前職の業務と並行して行なっていた技術書の執筆活動です。認証・認可システムに関する一冊がインキュデータのメンバーの目に留まって「新規事業の立ち上げに関わらないか」とお声がけいただきました。

もともと転職するつもりはありませんでしたが、誘いを受ける中で、メンバーの人柄にひかれ、次第にインキュデータ自体にも興味を持ち始めました。また、前職では受託開発が中心だったので、自社システムやプロダクトを作ることにチャレンジしたい気持ちもありました。そこで、2021年にインキュデータにジョイン。現在は、エンジニアリング部門の技術責任者として働いています。

会社の制度をフル活用し、育児と仕事を両立

インキュデータでは、スーパーフレックスタイム制度やリモートワーク制度が導入されており、働く時間や場所を自律的に選べる点が特長の一つです。私にはもうすぐ五歳になる娘がいるので、妻と育児や家事を分担しながら日々の生活を送っています。このため、会社の制度をフルに活用しています。

私と同じく妻もフルタイムで働いているため、我が家では曜日ごとに家事や育児を分担しています。例えば、火曜日と金曜日は私が娘を保育園まで迎えに行き、その後の食事やお風呂、寝かしつけ、洗濯などを担当。それ以外の曜日は、妻が同様の役割を果たしています。各々の予定に合わせて柔軟に対応することもありますが、基本的にはこのようなスタイルです。この生活にはお互いすっかり慣れました。

私は基本的にリモートワークをしています。打ち合わせで出社するのが週一回程度で、インキュデータに入社してから出張は一度もありません。私がお迎えなどの当番ではない日で、娘が帰宅する夕方以降にも仕事がある場合は、集中して作業をするために、会社が契約しているコワーキングスペースを活用しています。契約しているコワーキングスペースは全国約300拠点あるため、必要に応じてさまざまな場所で柔軟に働ける環境が整っています。また、コワーキングスペースへ向かう際に、家に帰る途中の娘と妻に道でばったり出会って、娘に仕事へ向かうことを引き留められることもありますが、そうした出来事も家族との貴重な時間として楽しんでいます。

子どもの急な体調不良にも柔軟に対応できる

子どもが急に体調を崩すことはよくあります。妻も事情があればリモートワークが可能なため、保育園に預けられないときには、例えば午前中に私が娘の面倒を見て、妻は仕事に専念し、午後から役割をバトンタッチするなどしています。体調不良が続くとこのような働き方が一週間ほど続くこともありますが、社員には子育て世代の方も多く、子どもの事情で中抜けすることにも理解を示してくれます。当たり前ですが、嫌な顔をされることはありません。

私が所属する部署はお客さまとのやりとりが比較的少ないため、働く時間を調整しやすい面もありますが、何かあったときに柔軟に対応できるのは、会社の制度をはじめ、お互いを尊重し合う関係性や風土のおかげです。

技術責任者として生成AIや自走化支援サービスに注力

私が所属する部署では、チームメンバー全員と毎日30分間、雑談を交えながら各自の業務状況を共有する時間を設けています。ミーティングと呼ぶほど堅苦しいものではなく、リラックスした雰囲気でさまざまな話題について自由に話す場です。リモートワークが中心のため、メンバー同士がコミュニケーションすることはとても大切です。こうした工夫もあってか、誰もが気軽に発言しやすい風通しの良い環境が整っています。

最近、私が業務で携わっているのは、生成AIを取り入れたプロジェクトです。生成AIが世間に出る前からAIに関する技術研究をしているAIのプロフェッショナルが社内に在籍していることもあり、会社として注力しています。まずは、生成AIをどのようにして事業に活用するのか構想を練るところからスタート。現在では、CDP(カスタマーデータプラットフォーム)を導入している既存のお客さまと、データ分析において生成AIを活用する実証実験を進めている段階です。

また、事業開発部門のメンバーと一緒に、企業の自走化を支援するサービスや、CDPを利用促進してもらうためのツール開発にも取り組んでいます。エンジニアリング部門の責任者としてデータ活用やCDPの最新トレンドを追いながら、理想的な構成について経営層をはじめ、チームのメンバーと日々議論や開発を行なっています。

互いの信頼から生まれる、自分らしい働き方

育児にはハプニングがつきものです。娘の成長に伴って生活スタイルも変わっていくはずですし、これから育児と仕事の両立により悩むこともあるでしょう。試行錯誤を続けることになると思いますが、やはり会社の制度が充実していることは大きな支えとなっています。

インキュデータは、各自のライフスタイルに合わせて自律的に働ける環境が整っています。このような働き方が可能なのは、さまざまなプロフェッショナルが集い、お互いを信頼し合っているからこそです。

年齢や立場、性別にとらわれず、フラットに意見を交わせるのも特長です。誰が話しているかではなく、その内容が重視されるため、筋の通った話であればしっかりと受け止める文化が根付いています。向上心と主体性を持ち、自発的に業務を進められる方には、多くの活躍の場があると感じています。

※こちらのインタビューは、2024年8月に行いました。

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